相変わらず思い付いたまま、つれづれに書いたブログです。
4冊目になりました、気軽に読んでくだされば幸いです。
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華燭の典
2009/09/25

 更新をサボっていました、すみません。

去る9月19日にココロヤマユミの結婚式が岡山の一宮の神社でありました。

歴史の深みがある拝殿内での挙式は厳かで素敵でした。

衣装は新郎は礼装の黒紋付に縞袴、ココロヤマユミは白無垢に白の打掛に綿帽子。

母は黒留袖、僕は本来ならば黒紋付が礼儀ですが、新郎と間違えられそうなので、お召の羽織袴にしました。

和装はやっぱりいいです。

しかし挙式の衣装も多様化していますね、女性は十二単衣やラメ入りの洋風打掛、男性もお公家さんの衣冠束帯、直垂(ひたたれ、行司さんや忠臣蔵の衣装です)、裃など。

まぁどぅも、二人が衣冠束帯と十二単衣で挙式を挙げている姿は想像できませんけれど。。。

いい挙式でした。

  


九月になりました
2009/09/01

 住吉っさんにお朔日詣りを済ませ、京へ七五三の仕入れに向かいました。
九月になったので、塩澤の単衣に袖を通しました。
でもさすがに羽織は紗羽織、襦袢は麻襦袢を着ました、まだまだ暑いですからね。

問屋では秋冬物を仕入れます。
紬や男の着物を見ました。

太陽の日差しがまだまだ強いのでどうしても明るい色を選んでしまいそうになるのを、、気分を晩秋の気持ちに持って行きます。

ある問屋さんでは、結城紬の老舗「奥順」さんが来ておられて、結城の説明をされていました。
結城と言っても、昔むかしながらの『本結城』から機械の手を借りた「石毛結城紬』まで多種多様、それぞれに持ち味があって、素晴らしいものですが、わけても本結城の、真綿を手で愛情を込めてふうわりと撚りをかけずに、まとめる程度に糸に紡いだものを、長さにして30キロ分(こころやから直線距離にして東大寺までの距離です)無地ならばそれを染めて、絣ならば緻密に糸を糸で括って防染して、それを地機でゆっくりと、根気よく織り上げたものの、得も云われぬ風合いたるや、筆舌に尽しがたいです。

本当に素晴らしい!

ま、下世話な話をすると、価格も筆舌に尽しがたい訳ですが、まぁ僕ならスポーツカーと結城紬とどっちにする?と聞かれれば、そりゃぁ両方ほしいですけれども、選べと云われれば迷う事なく結城ですね。

全て手作業の結城紬を一式、男物ならお対でプリウスからクラウン一台分、女性物ならカローラ一台分程でしょうか、そりゃあベンツほどのものもございますが。
間違いなく三代百年以上持ちますからね、ベンツは百年乗れない訳ですから、ま、何だか例えが滅茶苦茶ですが、糸へんに携わる人間としては、「いつかは本結城」ですねぇ。

いわゆる機械織の「石毛結城紬」を偽物と云うセールストークをなさるお店もあるようですが、洒落着としてのクオリティーは同価格の洋服よりも(ちなみにビトンのバック1コくらいです)ずっといいと思います。

これから着物にイイ季節がやってきます。
ビトンを買うなら石毛結城、車を買うなら本結城。
何だか選挙演説みたいですが、そんな贅沢も豊かで楽しいものですよ。

  


残暑お見舞い申し上げます
2009/08/16

 お祭りや花火大会が終わり、店が静かになり、静かなときこそできる事もたくさんあるのに、脱力状態のココロヤです。
今、ぬか床にはまっています。
あともう少し熟成が必要なような気がしますが、それでも茄子や胡瓜は美味しいですね。

さて、手ぬぐいデザインコンペの結果発表です!

厳正なる投票の結果この二作が選ばれました!!

1.ドクロレース
2.イチニノサーン

皆様本当にありがとうございました。
おかげ様で僕も良い勉強をさせて頂きました。
この後、注ぎ染に対応出来るように作品に若干の修正を加えさせて頂いて、伊勢型紙を使った型作り、そして染めへと入って参ります。

そのタイミングで、現場見学会というのもやれればなぁと思っています。皆様には、完成までお付き合い頂き、また楽しんで頂ければ幸いです。

そして、完成した作品を末永くご贔屓下さいますよう、お願い申し上げます。

  


獅子神楽巡行
2009/07/31

 住吉祭の獅子神楽が来はりました。

店内に踊り込んでもらい、お祓いして頂いて、頭を咬んでもらいました、えぇ事あるかな。
愛犬のクロも咬んでもらいましたが、獅子頭が巨大な猛獣に見えているのか、ビビる事甚だしい。

昨日は宵宮だったので、参詣。
住吉っさんは夜店の数がおびただしく多いので、そぞろ歩いても飽きません。

  


住吉祭
2009/07/29

 大阪市内の三大祭の最後を彩るお祭り「住吉祭」が明日から始まります。
明日は宵宮、明後日が本宮、明々後日が神輿渡御で、泉州堺は宿院まで、住吉の神様がお渡りをなされます。

お渡りでは宮司さんや神職さんが夏の直衣の正装をなさり、役員さんの裃姿、猿田彦に鎧武者、住吉踊に獅子舞、船神輿、そして御神輿がきらびやかに続きます。

輿丁さんが神輿を威勢良く担ぐ姿に勇ましさ、荘厳な装束、華やかな住吉踊の行列は、それはもう美しいです。

御神輿が大和川をザンブザンブと分け入って行かれます。
クライマックスの光景です。

こころやも神様のお出かけを、門幕を飾って祝福します。

お祭りの日は、ハモの照り焼きと、白天のお吸い物、蛸の酢の物のごちそうがお決まり。
お祭りの楽しみの一つです。

  


ココロヤ☆桃葉の着物日和 コラボ手ぬぐいデザインコンペ
2009/07/18

 「手ぬぐいデザインコンペ」
お蔭さまでたくさんの方々にご応募を頂きました。
本当に有難うございました。
15日をもって、応募を締め切らせて頂き、昨日「桃葉さん」
http://yaplog.jp/momoha611/
がお見えになって、僕らが選ぶのはおこがましいことなんですけれども、選考を致しました。

皆さんがアレコレ考えて下さったのだと思うと
感謝の気持ちでいっぱいです。
皆さんの心の籠ったなデザインを見せて頂けて幸せでした。
ありがとうございます。

素敵な作品ばかりで中々決められず、難航しました。

何とか数点、上げさせて頂きました。
近日、桃葉さんのブログに、UPされる予定です。

どうぞ、お祭り気分で投票に皆様もご参加頂ければ幸いです。

  


いちびり庵
2009/07/15

 道頓堀は中座の跡に「中座くいだおれビル」がありまして。
http://www.nakaza-cuidaore.com/
そこの一階正面に「なにわ名物・いちびり庵」があります。
http://www.ichibirian.net/
大阪の名産品を集めたお店です。

そこに「浪花本染てぬぐい」コーナーを出させて頂く事になりました。

皆様是非お立ち寄り下さいませ。

中座は僕にとって、思い入れのある場所でした。
古風な建物、歌舞伎座のような大きさはないけれど、ちょうど良い舞台の間口、席数。
大好きな、寛美さん、鴈治郎ハン、仁左衛門さん。
大阪の濃い濃いお芝居を、食い入るように見ていました。

中座がなくなった時には、残念で仕方がなかったけれど、今こうして、中座の跡のお店の一角にてぬぐいを置かせて頂く事が、中座の思い出と相まって感無量です。
置いて下さっている場所は、中座時代で言えば、ちょうど、一階席の前から5番目中央くらいの位置でしょうか。
あの時、座って芝居を見ていて、まさかその場所に手拭を置く事になるとは、想像も出来ませんでした。

ちなみに、くいだおれ太郎ちゃんも復活して、立ってはります。


  


吉本松竹
2009/07/09

 坂町の丸福珈琲で苦いコーヒーとトーストで朝食の後、11時から千日前の難波花月で定席見物。

千鳥、トータルテンボス、まるむし商店、Wヤング、桂小枝、ロシア玉乗り、中川家、いくくる師匠、カウスボタン、湯婆婆末成さんと、桑原和男さんの新喜劇。
何て盛りだくさんなんでしょう!

「忍びねぇな。かまわんよ。」「どやさ」「ごめん下さい、どなたですか」

ベタベタをたっぷり三時間。
桑原師匠のオバチャン役、ほんまに大好きです。
もう、出てきはっただけで空気が変わりますね。
それに今回の新喜劇は、昔のままのストーリーで、懐かしくて面白かった。

いくくる師匠は爆笑の嵐、神やと思いました。

2時終演後、大黒でかやくご飯とズイキとヌタとコップ酒で昼食。

4時から蜷川歌舞伎を観に松竹座へ。

斬新な蜷川演出を堪能。
でも蜷川演出の新劇を何度か見て、いつも感動しっぱなしやったんですけど、ジャンルが変わると難しいんですかねぇ。。。

菊五郎丈、段四郎丈、亀治郎丈、翫雀丈、菊之助丈。
まぁ、思うところは数々ありますけれど、新作ですしね。
今回は三階席(四千円、税別)の観劇と決めていたことでもあり、それなりに楽しめました。

しかし亀治郎丈は凄い、表現力の確かさ、舞台度胸、大したもんです。
ベテランの役者さんに囲まれて、よぅもあんだけ渡り合えるなぁと。

で、今さっき終演で、これから一杯。

遊び倒した一日でした、まだ夜は長いので引き続き遊びますが、我ながら狂気の沙汰じゃないかしらんと。。。。

  


幻の馬場なす
2009/07/08

 泉州の貝塚の馬場地区限定の「馬場なす」を頂きました。

見た目は普通の茄子と変わらないんですけれども、水なすの一種だか原種だとかだそう。
皮が薄いので流通には不向きで、地元消費がほとんどゆえに幻の茄子とか言われているそうです。

ぬか漬けと、生を頂きました。

生のものは、お刺身に。
裂いて土佐醤油に生姜で。
それと、サッと素揚げして出汁と胡麻をかけて冷やして利休煮に。

あとは定番のぬか漬け。

もちろんキリリと冷やしたお酒と共に。

皮が柔らかくて、身が詰まってて甘くてジューシーでした。
水なすが霞みます、驚いた、本当に美味しい。。。

貝塚の馬場地区の道の駅「たわわ」と言うところでのみ販売しているそうです。そんなに高くないらしいです。
何だか宣伝みたいになりましたが、僕は買いに行こうと思っています。

ごちそうさまでした。

  


謹賀新年
2009/07/01

 今日はこころやの新年です。
昨日で第59期の帳面を締めて、今日から第60期。
明治19年の11月に創業して、昭和26年の4月に法人を設立。
今年で創業123年の設立60年になりました。
ご先祖さんに感謝、お客様に感謝です。
今年も楽しい事がたくさんある一年でありますように。。。。。

恒例のお朔日詣りに住吉さんに、で、ちょっと改まってお祓いをして頂きました、身が引き締まる思いがします。

  


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