着物の情報をはじめ、
大好きな和の世界、趣味の長唄や歌舞伎、浄瑠璃の事。
思い付いたまま、つれづれにUPして行きます。

menu 前ページ TOPページ 次ページ HOMEページ

またあきました。
2005/10/24

 でも、最近充実。
珍しく働いてるんです。
店の模様替えと事務スペースの拡張と、倉庫の整理。
痩せたのをいい事にせっせとジム通い。
酒は控えめに。
いつもなら三日で終わるトコロが、一か月強、続いてる。
店を綺麗にしたら、仕事がはかどるようになりました。
ジムにちゃんと行って、酒もあんまし飲まないで、食生活キッチリしたら、体型が変わって来ました。
仕事もカラダもまずは今年いっぱいを目標にやってみようかな。

展示会終わりました、まずまずの御来店で一安心。
今は七五三、それとひそかにサイト改造中です、今月中にUPできればイイけど・・・。
この雑記も容量がいっぱいになってきたので「続 つれづれ雑記」を作ろうと思っています、BBS形式のブログにするので、書き込んで下さいね。(できました!コレです。http://www.cocoroya.com/zakki2/joyful.cgi)


近況報告。

西天満の「チルコロ(http://www.63656758.com/)」のイケメン若旦那のお誘いで、昭和町の長屋の料理屋さんで懇親会、会の名も「若旦那の会」僕は若旦那なんていう柄やないけど、弁護士さんや、会社経営されてる方、色んな人と話ができて楽しかった。

初めてのお客さんのところへ着物を取りに、平林という南港の手前の町へ、高層マンションで、帰り際、通路から海の方を眺めると淡路島と明石海峡大橋が見えた。
ウチから車で10分足らず、あまりの絶景に感動。

てなトコロでしょうか。

健康維持の為、なるべく自転車使うようにしてる。
難波、天王寺はへっちゃら。
空が青過ぎて、街まで青く見える。
冬になってくのは嫌やけど、何ていい季節なんやろう。
風と空気は気持ちイイ。
大阪の風と空気なんて汚いやろうけど・・・。
でも気持ちイイ。
去年、千草っていう兵庫の山奥へ行った、夜なんか真っ暗で、でも月明かりが明るいって事がわかった。鹿の鳴き声が聞こえて来た時は驚いた。たくさん飲んで、朝、案の定二日酔いやったけど、山の端でコーヒーを飲んで、清浄なマイナスイオンとオゾンたっぷりの空気を吸ったら、二日酔いが治ったのにはびっくり。
「ハイジのクララ」が歩けたのも嘘じゃないと確信した。
大阪の空気はそんなじゃないけど、街をゆっくり走ってくのは発見がたくさん。

  


トーキョー
2005/09/24

 久しぶりの江戸下り。
前日は甲子園へ野球観戦のツレと三時半まで飲んでいて、六時半に起床。
当然酒が抜けるわけもなく、爽やかではない朝を迎えました。
黒の紗羽織、淡い枯草色の塩沢の単衣、辛子色の単衣襦袢に焦茶の衿、同色の博多に黒系の柄足袋、オーストリッチの黒革雪駄と洒落込みました。
ただでさえ淡い色の塩沢はシワが目立つのに、単衣といってもまだ暑い、汗が蒸気アイロンの要領、気を使います。
着物を着ているのは楽やけれど、朝から次の日の夜までその格好で、飛行機、芝居見物、飲み会、飲み、飛行機って云う旅程で、汚さずシワよらさずというのは至難のワザ。
ガサツな性格にそういうハードな設定は、正気の沙汰ではありません。
正直くたびれました、服でいきゃあ良かった。

九時の伊丹発、待ち時間スタバでラッテを飲んで搭乗。
十時十五分到着、二十四分の京急に乗って、歌舞伎座のある東銀座へ。
十一時開演。
第一、魁春橋之助の『根元草摺引』長唄が素敵、魁春さんは動きがお父さんの亡くなった歌右衛門に似てて不思議、養子さんやのに。
第二、『賀の祝』段四郎さんの白太夫他、昔はもっと肥えてはって、貫禄も押し出しもあって、好きやったんやけど、病気しはってから痩せられて老け込まれた。
セリフもしんどそうやし、ちょっと心配。
第三、『豊後道成寺』御年八十五歳の雀右衛門さん、さすがにこの頃動かれなくなってきはったけど、それでも決め決めにはグーッとオーラが出てビックリ。
前から五列目中央席だったので、まるで自分の為に踊って下さってるような気がしました。若い女の恋の悲しみと情念がジュワーっと出てて、何だか引き込まれた。
やっぱり芸がブ厚い。
第四、『東海道中膝栗毛』富十郎さん吉右衛門さんの軽い喜劇。

久しぶりの歌舞伎座、やっぱデカかった。
昼は喫茶YOUで特製オムライス、お芝居がハネた後は、奥村書店で上方歌舞伎関係の古書探しと、銀座もとじさん(有名な呉服屋さん)のリサーチ、キレイなお店でお洒落な着物がチョロリと鎮座ましましてる。
さすが銀座、ウチとは別格。

銀座線で一路渋谷へ・・・。

今回は渋谷のセルリアンタワーホテル、デカクてヒロくて綺麗、セレブ気分やけれど、荷物だけ置いて速攻神南の飲み屋へ、美大時代のツレと飲み会。
渋谷の街を歩いてて、人の多さにビックリ、確かに五年前までは、東京に住み、この街を歩いてたのに、何だか随分昔のような気がして、キューンとなった。
集まったのは総勢15名、卒業以来十年ぶりに会う奴らがいて懐かしく楽しく。
もうエエ年やのに、あんまし見た目は変わってないような気がした。
あの頃の話がバカバカしくて素敵。
しばしタイムスリップ。

四時まで飲んでたみたいやけど、このままじゃあセレブホテルをとった意味がないので、三時半に退席、あんまし変わらないけど。

速攻寝てしまって、気が付いたら十時、マリリンモンローな泡風呂に入り酒を抜いて、チェックアウト。やっぱり寝ただけでした、こんなならもっと安いトコで良かったわ。

昼飯は神田のまつやへ。
とりわさ、かまぼこ、わさびいも、やきとり、茶碗蒸し、カレー南蛮、燗三本。
ずっと満席状態、さぞかし儲かってる事でしょう。
何でこんなにはやってるのか、自分なりに分析をしながら、ウチの店も何か取り入れられないかなぁと考えた。
有名な蕎麦屋さんはストイックな店が多いけれども、ここはメニューが豊富なせいか、子供連れからお年寄りまで客層が幅広い、ウチにも応用出来そうやな、とか思ったり。

良い心地で羽田へ、お土産はお決まりの「田丸屋の三色わさび漬け」「鳩サブレー」「ぬれ甘なっと」。

気分転換に持ってこいの、遅い夏休みでした。
僕には大阪が待っている。

  


観月祭
2005/09/20

 へ行きました。

太鼓橋のまん中てっぺんから、特大回転焼(注:京では太鼓饅頭、江戸では今川焼)のようなお月さんがズーンと出る。
大きくて丸くて赤くて凄い
和歌の披講、住吉踊り、舞楽が太鼓橋の上で演じられます、月明かりに照らされて何とも綺麗。
嘘のような上等の大和絵のような景色。

舞楽が素晴らしい、エキゾチックな舞に、美しい絹をふんだんに使った装束が何とも華麗。
雅びやかな色彩感覚に、姿の美しさ、流麗な音。
しばし王朝の昔に。

巫女さんから月見団子とお薄を頂く。
心が洗われる様な、素敵なひとときでした。

帰りはいつもの店で一杯。
秋鹿の限定酒に形の良いマッタケで炭火焼松、塩とスダチで。あぁ幸せ。

  


ご無沙汰しました
2005/09/18

 えらいあきました。陳謝。
ひどい夏バテでした。
お蔭で体重が7kgも減りました、腹周りスッキリに腹筋がうっすら。
しんどかったですけど、怪我の功名。
今は食欲が戻っています、逆にモトに戻るのが怖い。
このままの体型が続いてくれますように。

雑記は一ト月開きましたが、店を閉めているわけではありません。
ココロヤ、満119歳まであと少し、何もしない日も時は流れて行きます。
そして何もなかったわけではありません。
手拭が御縁でご贔屓にして下さっている、同世代の音楽ライターの方が心斎橋の新生そごうでイベントをしてらっしやるので、お伺いしたり。
ふとした御縁で知り合った噺家さんが、御来店下さり、しばし楽しい着物談義をしたり・・・。

その噺家さんがメールを下さいました、その中で。
「数がいるなぁと思ったのは昔の事で、今は気に入ったモノを少しずつ作って、丁寧に着たいなぁと思っています、そういう意味では良い客ではないかもしれません」
とおっしゃっていたのを、おこがましいですが、返信の際、素直な気持ちでスラスラと書く事ができたのも嬉しく、加筆修正して転載します。

何よりも大好きな着物、これは僕の命やと思っています。
嫌な事があると『やめたろか』と思いますが、やっぱり着物しかないと思うのです。
せやから、喜んでくれはったり、好きやと思てくれはる方が来られると、本当にこんなに嬉しい事はありません。
気持ちを共有でき、つくり出す喜びは、本当に幸せで楽しい。
そんな事おっしゃらないで下さい。
もっと、パワフルで迅速な良い店、たくさんあると思いますのに、こうして、ウチのようなトコロへ来てくれはった事が、嬉しいんです。

実際の文はもっともっと長くて、想いの丈ををツラツラツラツラ書いているのですが。結局云いたい事は、上の文に集約されています。

料理と同じで、味が合う合わないはあります、全ての方に合わせる事はできません。
でもこんな店でもお気に召してくださったなら、本当に気軽に来て頂きたいんです。
感性を共有できて、楽しみを共有出来る事って本当に素晴らしい。
こんなイイ仕事ないと思っています。


  


盂蘭盆会
2005/08/16

 オカンが手術、入院前に住吉大社でお祓い、祝詞と神楽舞の大サービス、有り難い。

オカンの入院中は行きつけの創作和食「百食楽倶楽部(モグラクラブ)」の兄ちゃんが晩ご飯を作ってくれはる。
ある日の一例。
ご飯、鱧の赤だし、ヨコワの造り、鶏の揚げ物ポンズ和えに野菜を添えて、菜っ葉の炊いたん、茄子の炊いたん。
値段は云えません、ただこんな値段では絶対食えません、感謝。

ミラノで活躍してる、ニューズウイークにも載った美大繋がりのツレが突如来店。
お互いの近況について二時間程しゃべる。

開店前に親父の墓参りに勝山の寿法寺へ、ここは笑福亭松鶴代々の墓所でもある。
奇しくも最近、噺家さんとの交流も増えて来た、これも縁。

住吉っさんの神官のツレが一週間のネパール旅行へ、行きしな店の前を「行ってきまーす」と声掛けてくれる、道中無事を祈る。

ミラノのツレの呼び掛けで、懐かしい奴らと飲み。
「俺ら一生ピーターパン宣言したやんけ」
僕がわかったような事を云ったのを、こんな返し。
「お前アホか」と照れ隠しに云って見たけど、内心ジーン。

店は開店中、世は帰省ラッシュ。
普段と違う街の様子。

今年も良いお盆でした。
がんばりましょ

ガンバルは頑張るじゃなくて顔晴るだそうな。

  


夏バテ
2005/08/12

 でおます。
食欲無し。
体型が20代前半の頃のようになってきました。
嬉しいけど、ダルイ。
腹の中に携帯が入っています、しかもマナーモード。
しばしばブーンブーンって鳴るのです。
酒も上手くないし・・・はぁ。

  


20世紀を代表する土産品
2005/08/04

 白い恋人(北海道)34票271点
2. からし明太子(福岡)25票179点
3. 萩の月(宮城)24票164点
4. 八ツ橋(京都)24票143点
5. 赤福(三重)17票124点
6. 長崎カステラ(長崎)19票101点
7. マルセイバターサンド(北海道)12票95点
8. うなぎパイ(静岡)18票94点
9. 笹かまぼこ(宮城)15票90点
10. ひよ子(福岡・東京)12票90点
11.もみじまんじゅう(広島)75点
12.東京ばな奈(東京)72点
13.ロイズ生チョコ(北海道)59点
14.ちんすこう(沖縄)57点
14.人形焼き(東京)57点
16.かもめの玉子(岩手)54点
17.讃岐うどん(香川)42点
18.ゆかり(名古屋)41点
19.タルト(愛媛)37点
20.白松がモナカ(宮城)35点
21.ラブリー(東京・鹿児島)32点
22.シューマイ(横浜)31点
23.ままどーる(福島)29点
23.さつま揚げ(鹿児島)29点
23.わさび漬(静岡)29点
26.ういろう(名古屋)28点
26.信玄餅(山梨)28点
28.小田原かまぼこ(神奈川)27点
29.稲庭うどん(秋田)26点
29.雷おこし(東京)26点
31.六花亭チョコ(北海道)25点
31.千枚漬・しば漬(京都)25点
33.鳩サブレ(神奈川)23点
33.虎屋の羊かん(東京)23点
35.千葉の落花生(千葉)22点
35.いかなごくぎ煮(兵庫)22点
37.鱒の寿司(富山)21点
37.松露まんじゅう(福岡)21点
39.奈良漬(奈良)20点
39.からすみ(長崎)20点
39.泡盛(沖縄)20点
39.菜の花まんじゅう(神奈川)20点
43.薄皮まんじゅう(福島)19点
43.くずもち(川崎)19点
45.舟和いもようかん(東京)17点
46.笹だんご(新潟)16点
46.野沢菜(長野)16点
46.からしれんこん(熊本)16点
49.草加せんべい(埼玉)15点
50.かるかん(鹿児島)13点

あれ?大阪は?大阪・・・。
食い倒れの町やのに情けない、何でないねん。
岩おこし、塩こんぶ、何でアカンねん。
悔しいなぁ、頑張らなアカンなぁ、ほんでチャンスやなぁ。




  


祭りのあと
2005/08/03

 終わって静かな住吉界隈。
献灯堤灯も次の夏までお別れ、ユカタは土曜の淀川花火と地蔵盆まで動くけれど、何だか寂しい気分です。
住吉の大神さんの堺へのお渡りは大盛況でした。
担いだ人達は大興奮、来年もまたやりたいと色んな方から聞きました。
結局、ウチが調進させて頂いたのは、武者行列(鎧武者の行列です、若い人が鎧を着た姿は何とも凛々しい、普段は今風の奴らなんやろうけど、若武者ぶりが素晴らしかった)の世話人法被20着、担ぎ手の世話人法被20着、担ぎ手の法被340着で、神社を、旧街道を、大和川を、堺の宿院を、その法被たちがうずめていた景色は、気合いと愛情込めて作った作品だけに嬉しくて幸せでした。

毎日店に籠っていて見れないものがたくさん見れたのも良かった。
参加している人達の真剣な表情、大和川の気持ちいい風、青い空に入道雲。
それに子供の頃に駆け回った景色を改めてゆっくり見れて、心が晴れ晴れ。
良いお祭りに関わることができて、感謝しています。
ヌーさんはじめみなさんありがとうございました。

ちょっと裏話。
堺の宿院でお祭りを終えた神様は、その夜の内に車に乗られて帰られました。
帰れないのは、参加した人達。
担ぎ手は、もちろん財布や携帯を持つ事なんて出来ません、法被にはポケットもありませんしね。
どうして帰ったと思います、来た7キロを歩いて引き返すなんてしんどい事はしません。
答えは。。。

  


答えは
2005/08/03

 チンチン電車。

法被を着た人はタダで乗せてくれたそう。

こんな電車、ないでしょう!

多かれ少なかれ、この辺の人らは、チンチン電車でそんな経験あるんとちゃうかなぁ。
僕も、用事で朝早く天王寺へ行った時、忘れモノに気付いて慌ててウチへ戻ったんやけど、運転手さんが顔覚えてくれてて「兄ちゃん忘れモンしたんやろ、運賃はエエさかい早よいっといで」云うてくれたし。

かけがえのない、心のこもった素晴らしい乗り物でしょう。
人情あふれる電車が走ってるのは誇りです。
住吉に住んでて良かった

  


夏祭浪華鑑
2005/07/29

 大阪の祭りは生玉さんと愛染さんに始まって住吉っさんで終わると云います。
明日から三日間「住吉まつり」
今年は堺の宿院までお神輿を担いでのお渡りが何十年ぶりかに復活、賑々しいお祭りになりそうです。
住吉っさんから、揃いのハッピのご注文を受け、お納めしました。
ウチが御調進した衣裳でお渡り、何て嬉しく、縁起が良いんでしょう。
「お前も担げ」と云われましたが、「色男 金と力はなかりけり」
担がれるのは得意ですが、担ぐのは苦手でおます。

今、お宮の前を通って来ました、街道筋は注連縄が張られ道が掃き浄められ、神様のお通りを待つばかり。
境内は見世物小屋や夜店の準備で大わらわ。
住吉に夏が来ます。

明日は、御神楽の獅子舞や、住吉おどりが商店街来ます。
一軒一軒練り込んで暑気祓い。
お店を綺麗にしてお待ちします。
祭りのご馳走といえば、おそうめんにハモの照焼き、ハモの落とし、アジのヒタヒタ(焼いたアジを三杯酢に浸したもの)にあんぺい(ハモのすり身を山芋で固めたもの)がお決まり。
俗に「油照り」と呼ばれる大阪の茹だるような暑さにピッタリのサッパリした料理で夏バテ退散です。

今の世に楽しい事なんてたくさんあるのに、このお祭り前の気持ちの高揚に匹敵するものが考えつかない。

  


menu 前ページ TOPページ 次ページ HOMEページ

- Topics Board -