相変わらず思い付いたまま、つれづれに書いたブログです。
4冊目になりました、気軽に読んでくだされば幸いです。
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晴天屋根裏掃除
2009/06/18

 商店街のアーケード周りの掃除に参加しました。

アーケードの上まで登って、足場(写真)の下へ降りて、トユの詰まり防止のゴミひろい。

虫苦手、ネズミ嫌い、高いのも怖いからビクビクしましたけど、思ったよりゴミも少なかったし、気持ち悪いのもいなかったので安心しました。

高いのは高いけれど、屋根が迫ってたり、鉄骨が入り組んでたりするので、高所感が少なかった、これなら年末恒例の鉄パイプ製の移動式ヤグラを組んで共通看板を拭いて回る大掃除の方が怖いです。

慣れたら景色を見る余裕も出てきて、登るのは初めてなので『この屋根はあの店やな』とか『あそこの家はこないなってたんや〜』とか、結構発見がいっぱいでした。

写真は、地上から見たら、普通の古い長屋なんですけど、上から見たらこんなでした。
びっくり。

ゴミと掃除用具を分担して下ろして終了〜

普段は昼行灯な生活なので、カンカン照りのお日さんの下での作業は気分転換にもなりました。

で、今は生ビールを飲んでます。

  


■ 第一回「ココロヤ☆桃葉の着物日和コラボ企画*手ぬぐいデザインコンペ」■
2009/06/18

 着物の生活をしていると、欠かせないのが「手ぬぐい」です
手ぬぐい生活が長くなると、誰もが考える事。。。
それは、オリジナル手ぬぐいが欲しいという夢ではないでしょうか

欲しいデザインで染めてみたい
洒落た柄を、サッと取り出す時のウキウキした気持ち

ただ、オリジナルで作ると型紙が必要になりますし
大量にしかオーダー出来ないのが難点
個人で使うには多過ぎるし・・。

そこで。今回の企画です!!

素敵な着物のブログを書いていらっしゃる「桃葉」http://yaplog.jp/momoha611/さんにご協力頂いて

<第一回「ココロヤ☆桃葉の着物日和コラボ企画*手ぬぐいデザインコンペ」>を開催致します〜

◎ 参加方法 ◎

◆実寸(36センチ×90センチ)の半分程度の大きさにデザインした図案をお送り下さい。

◆郵送の場合
表面 図案(配色は基本的に2色まで*色数は当選した場合応相談)
裏面 氏名(フリガナ)住所、電話番号、メールアドレス、年齢、職業(勤務先又は学校名)

◆電子メールの場合
・件名「ココロヤ☆桃葉の着物日和 コラボ手ぬぐいデザインコンペ応募」
・本文 氏名(フリガナ)住所、電話番号、メールアドレス、年齢、職業(勤務先又は学校名)
・作品(jpg形式又はPDF形式、容量2M以内)を添付


☆参加資格 不問


☆著作権の扱いについて
   採用作品の著作権、二次使用権、商品化権、放送権
   その他一切の権利は「ココロヤ」に帰属します。


☆応募先
◆郵送の場合 
〒559-0001
大阪市住之江区粉浜2丁目12-26
「ココロヤ」手ぬぐいコンペ係 名倉宛て

◆メールの場合 mail@cocoroya.com まで。

応募作品の中から、数点優秀なモノを選んで
最終的には、ブログ上で公開投票したいと思います。

優勝・準優勝の二作品は、「注染(浪花本染)」で染めて商品にし、「ココロヤ」店頭にて販売させて頂きます。

当選された方には、ご自身の作品を
優勝者には20枚
準優勝者には10枚プレゼントさせて頂きます。

締切は7月15日(水)
投票は7月以内
当選発表は8月を予定しています

成功するかどうかは、皆様の頭の中=遊び心にかかっています

着物を着ない方でも、もちろんOKです
どんどんご参加下さいね!!


  


すごい仕事
2009/06/17

 これは30年前の注染のゆかたです。

こんなに細かい柄なのに、ズレ、ムラ、折り目の不具合が一切ありません。
ただただ素晴らしいの一言。

もし今、この柄の注文を頂いても、僕お断りします。
きっと職人さんも受けてくれはりません。

もっと昔に生まれたかった。
キモノの世界(和の世界)は今より昔の方がきっとイイ仕事です。
僕はそう思います。
でも、同じ仕事がもう出来ないわけじゃない、いろんな状況がかさなって、そうなってるんだと思うんです。

だからいつかこんな仕事を再び見れるように、小売屋の僕も精進しなきゃいけないと思うんです。

「何言うてんねん!ワシ出来るがな!!」
ってこれを見て発奮された職人さん、見たらメールを下さい(笑)

  


修行不足
2009/06/10

 着物の世界は本当に奥が深い、知らない事が多すぎます。
一つでも多く、色々な経験をさせて頂いて、初心を忘れず、感性を磨き、知識を増やして行きたい。

一足飛びには行かないけれど、焦っても仕方がないのだけれど。。。

とあるお客様がお越し下さって、お見立て下さいました。

とても緊張しました。

よくぞこんな若造の話を聞いて下さったなぁと、つくづく。

その方は温かく見守って下さっていますが、自分の未熟さに忸怩たる思いです。

一生懸命頑張らなければ!


  


心を込めて
2009/06/05

 別誂えのてぬぐいが上がって来ました。
某劇団さんのてぬぐいです。
上がりは上々です。
染め上がるまで本当にドキドキします。

検品しながらたたむのは僕の仕事、今回は全部で五百枚です。
今三百枚終わりました、残り二百枚。
今日中に畳まないと、熨斗掛け、袋詰めもあるので納期まで間に合いません、今日は寝れるやろか。

造花を作る、内職のおばちゃんの気持ちです。

  


一子相伝
2009/06/02

 今日、お客さんへお出しするお菓子は、昨日の京の仕入れ帰りに買った、御所の堺町御門の近くの「松屋常磐」の味噌松風です。

小麦粉に白味噌、ほんの少しのお砂糖を入れただけの、カステラ風のお菓子。

基本、予約制だそうですが、四条の大丸や本店にふらりと行っても大抵は手に入っています。
たまに食べたくなります。素朴な甘さ、むっくりした不思議な食感です。
友人は「駄菓子のカステラの親玉みたいな味」と失礼な事を言うてました。でも言い得て妙かも知れません、本当にシンプルなお菓子ですから。

包装紙のデザインや、お菓子の焼き色が好きです。
昔は禁裏の御用をしてはったとか、御所さんが食べてはったと言うのも値打ですね、同じものを頂いていると思うと有り難いような気がします。

  


おついたち
2009/06/01

 今日は良い天気です。

朝から住吉っさんに、お朔日詣り。
神主さんに撞きたてのお餅を頂きました、そのままでも甘くて美味しい。

今は吉例の月初めの仕入に京に上がっています。
夏物の最終仕入と、七五三、さすがに七五三はまだ気がノリません。

六月に入ったので、塩澤の単衣を着ています、夏帯に黒の紗羽織を合わせました、夏を待つ心です。

  


眠っていた生地
2009/05/31

 今日は、お世話になった文化出版局の方と、着物や帯で洋服を創作しておられる「桐の花」の廣澤美樹先生がわざわざ東京からお越し下さいました。

全国の本屋さんや図書館で好評発売中の「あ、これ、ゆかた地」と言う、浴衣地を使って作った綺麗な洋服の写真に、合わせ方のアドバイスや型紙まで付いた素敵な本がありまして、それにウチの生地を使って頂いたご縁なんです。

入れ替えで散らかった店内の商品を恥ずかしながら色々見て頂きました。

お二方が見つけて下さったのが「八重波」と「英ネル」です。

八重波は、白地の木綿生地に赤や紺の先染めの糸を使って格子や縞模様を織り出した、堅牢な木綿の寝巻生地です。

英ネルは、明治時代に英国から輸入したチェックやストライプの純毛のネル生地を模して、日本で普段着物用に織ったものです。

二つとも、生活習慣の変化で今は作っていません。

それを見いだして下さって、ご購入下さいました。
素敵な洋服になりそうで、とても楽しみです。

英ネルは、子供の普段着として、暖かくて可愛いのですが、すっかり忘れ去られてしまいました、でもごくたまに所望されるお客様の為に在庫を眠らせています。

「八重波」も寝巻で眠る人が少なくなったので、売れなくなったものです。これも柄は可愛いので、寝巻き以外で試行錯誤してみましたが、上手くできなくてほったらかしに。。。

そんな生地を使った、お洋服の制作イメージをお聞きしましたが、想像すると笑顔になるほど、可愛いんですよね、二つの素材の持ち味を生かして引き立てる、さすがにプロはすごいと思いました。

僕が先入観や慣れで見てしまっているものでも、視点を変えれば、とても美しいものになる可能性を秘めているんだと気付かされました。
先入観や慣れは怖いですね、見るべきものが見えていませんでした。

常に心を新鮮に、感動を忘れない心を持たなければなぁと思いました。。。。。


  


やっとこさ
2009/05/30

 入れ替えが終わりました。
ゆかた、たくさんあります。
皆様どうぞよろしくお願い致します。

色んな地域のお客様から「切り売りゆかた」のお問合せを頂いています。
昔はどこの街にも必ず一軒は「切り売りゆかた」をなさる呉服屋さんがあったのですが、いつの間にかなくなってしまいました。。。。。

僕や妹の子供の頃はお母さんやおばあちゃんが売れ残りのゆかた地をおろしてくれて、僕のゆかたをラジオを聞きながら縫ってくれていました。
それが嬉しくて、着ると褒められてまた嬉しくて。。。。。

嬉しかったので、大人になった今も嬉しいお裾分けをしたくて、だから続けています。

本当に、もう反物を集めるのも大変な環境になって来たのですけれど、ずっと続けて行ければイイなと思います。

通販に少しづつ載せて行っています。

  


こんなのも
2009/05/24

 こんなものも、やらせて頂いています。
ココロヤの別注はてぬぐいだけではありません。

老舗の白生地屋さんの上等の変わり絽を使い、京の友禅さんに別染をしてもらう、夏羽織です。
裾ぼかしは、簡単なようですが、これはいわゆる「絵羽柄で」前の衿の部分にもぼかしが入ることにより、とても高度な技術が必要となります。
反物の状態で、ぼかしを染め、仕立てた時にぼかしがピッタリ合わなければならないので、気を抜けないのですね。

色んな職人さんの力が結集した作品です。
これから、意匠や生地の選定や確認をして頂いて染めに入ります。
出来上がりが楽しみです。

  


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