思い付いたまま、つれづれに書いたブログ(ココログ)です。
何だかんだで3冊目になりました、気軽に読んでくだされば幸いです。
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年の瀬のご挨拶
2007/12/28

 もぅ年の瀬ですやんか。
何て、月日の経つのは早いですね。
「光陰矢の如し」とはよぅ言うたもんですわ、ほんまに。
店はなんだかバタバタ、道行くお客さん方もバタバタしてはります。
みんなが焦ると、うつりますね気持ちが。
ゆっくりマイペースに行きたいのに。。。。。

足袋や小物、みなさんお忘れものはございませんか?

ちなみにウチ、お正月の三ケ日営業します。
よろしければ、初詣のおついでに遊びに来てくださいね!

今年一年本当にありがとうございました。
来年も変わらぬ御愛顧のほど宜しくお願い致します。
どうぞ良いお年をお迎え下さいませ。

新春からは新雑記「本つれづれ雑記」です。
こちらもどうぞよろしくお願い致します。
http://cocoroya.com/zakk4/topics.cgi

  


ホームページ
2007/12/22

 やっとこさ更新する事にしました。
放置しすぎでしたすみません。
やりだすと止まりません。
止まると動きません。
止まらないように頑張ります!
よろしければここの六角形のボタンのHOMEってところをクリックして下さればトップページに飛びます。
ちなみに一番左MANUになってますが、MENUのつもりです、僕が作ったんですが、綴り間違えました。

英語苦手なんです。

一番最初に勢い込んで気合い充分でつくった名刺も綴りを間違えて「e-mail」ってしないといけないのを「e-male」ってしてしまい、今だにその名刺を配った方の一部に「イイ男の名刺」って云われてしまいます。

  


うれしいなっ!!!
2007/12/16

 着物の需要、特に普段着の需要が絶滅しつつあるので、その着物を織る工場もどんどん廃業しはります。
もちろん僕ら川下の普段着系呉服店も例外ではありません。。。寂しい業界です。

今年もまた一軒ウールの備後絣の織工場がやめはったそうです。
ウールだけじゃありませんよ、手拭いや浴衣を染める浪花本染の工場もサクサクと無くなっています。。。悪い話ばかし。

何とも可愛いんですよ、ウールの備後絣のきものって。
特に子供物がねぇ、見てたら思わずにやけてしまう程、雰囲気が可愛いんですよね。
暖かいのも良いところですしね。

忘れられているだけですから、同年代のお母さんに勧めれば、そりゃあユニクロのように安くて扱いやすいわけではありませんけれど、けっして高価なものでもないので、気に入って購入して下さいます。

何せ普段着として、ちょこっと外出着としてキモノを着る習慣がなくなってますからね、商品の流通量はどんどん少なくなっていますが、大事に大事にして行きたいものの一つです。
ウールってヒトコトでいっても、いろいろあるんですよ、書くと長くなってしまうから割愛しますけれど。

ウールの着物の産地はほかに、八王子や伊勢崎があり、それぞれの産地の技術の特色を生かし、今は本当に細々とごく基本的なアイテムを作っているだけですが、頑張っておられます。

ウールは天然素材特有の暖かさと風合いがあって、化繊とは違う良さと味があります。
手間はスーツと同じですからクリーニングさえすればOKですし、もっと見直されても良いんじゃないかなぁ、そう思います。

絹ものの、よそ行きばかりではツマラナイ、何気ない普段の生活にキモノがあるって素敵でしょ、ウールならそれが可能ですしね。

昨日は三十年程前のウールの反物の新品をいくらか手に入れました、三十年前といえばウールの着物の全盛期ですからね、柄や生地の申し分ないものです、稀少なものなので本当は大切にしまっておきたいくらいですが、値打ちをわかって下さる方なら、お嫁入りさせてもイイかなぁって思っています。

しょうざんのウールアンサンブル
ダイドータカエイのウールアンサンブル
伊勢崎の手織り絣のウールアンサンブルです。


見てるだけで幸せ、うれしいな、うれしいなっ!
良いものを手に入れましたよ。

  


お葬式が
2007/12/06

 終わりました。

お母さんのほうのおばぁちゃんが亡くなりました。

明治四十一年生まれの、行年百歳。

やさしくて素敵なおばぁちゃんに、ありがとうをいっぱい言うてお別れしました。
百歳のお葬式やから、むしろおめでたいんやでって言われたけど、やっぱりもう二度と会えないお別れは寂しくて悲しかった。。。

久しぶりに、おばぁちゃんの孫たち、つまり僕からしたらいとこが勢揃い、みんなオッチャンオバチャンになってましたよ。成人式を迎えるひ孫がおるくらいですから、当たり前でしょうけどね。

一番上のいとこの兄ちゃんが「おばぁちゃ〜ん」って泣いてた、エェおっちゃんやのに、子供みたいに泣いてた。
お母さんもオバチャンもみ〜んな泣いてた。

山や谷のない穏やかな人生やったし、天寿を全うしたから、泣かへんと思ってたってみんな言うてたのに。

いいお葬式。
おばぁちゃんの人柄そのまんまのあったかいお葬式でした。

  


情けない・・・実に情けない
2007/11/26

 こんな記事を見つけました。

着物販売:トラブル多発 客寄せする店避けて 悪質手口さまざま、商品知識で自衛も

秋は着物が売れるシーズン。「和物ブーム」が定着し、愛好家が復活しつつあると言われる。一方で強引な商法、高額なクレジット契約など、トラブルが起こりやすい商品でもある。安心して買うにはどうすればいいのか。手口の紹介と併せて報告する。【亀田早苗】

国民生活センターによると、昨年度の着物に関する苦情・相談件数は7345件(前年5801件)。大手2社が相次いで倒産し、件数が伸びた。内容は▽展示会商法1327件▽次々販売1112件▽過量販売472件▽訪問販売318件▽無料商法225件‐‐など(複数回答)。

悪質販売については、弁護士らが「呉服過量販売対策会議」をつくっている。事務局長の松尾善紀弁護士は「適切な販売」とは(1)自発的に買いたいと思い(2)自発的に店舗などに行き(3)買う・買わないを自由に決められる客観的・心理的状況の下で(4)商品の適正価格を正確に判断できる情報・説明を受け、理解した上で(5)通常の経済生活に支障をきたさずに払える代金・支払額を内容とする販売‐‐の条件を挙げる。

具体的にどう選べばいいのか。滋賀県高島市で呉服店を経営する弘部純一さん(34)は「アンケートや景品で客寄せする店は避けた方がいい。地域で長く商売している店は信用を大事にする。自分で商品情報を集めることも大切」と話す。

悪質商法は消費者契約法や特定商取引法、割賦販売法などで取り締まられるが、網をかいくぐろうとする業者とのいたちごっこが続く。支払い能力を度外視した多額のクレジット契約の問題など、法の不備もある。松尾弁護士は「悪質業者が大手を振って商売している現状を変えるには、抜本的には法改正が必要だ。そのためにも被害者は泣き寝入りせず、声を上げてほしい」と呼びかけている。

 ◇悪質商法の手口
 
 ●次々販売
奈良市の女性(82)は99年?今年2月、関西にチェーン展開する呉服店(本社・奈良市)で着物や宝石などを買い、計93件約3480万円を支払った。認知症と診断された01年から購入額は急増し、全財産を失った。

きっかけは、女性が最寄り駅前の店で孫娘の帯を買ったこと。女性は長男(58)らと2世帯住宅に暮らすが、日中は一人。店員が弁当などを持って訪ね、展示会に連れ出した。長男は「呉服業界がこんな恐ろしい商売をしているとは。話せば、認知症だと分かるはずなのに」と唇をかむ。

 ●展示会商法
滋賀県内の女性(65)は99年、全国展開の呉服店(昨年倒産)での買い物を機に、京都や北海道などの展示会や催しに招かれるようになった。販売担当者は「買わなくていい。見るだけ」と誘うが、会場では店長や担当者らに囲まれた。6年間で約2300万円分を分割払いのクレジット契約で購入させられた。
別の大手チェーン店に勤めた女性によると、一度来た客は会員として登録し、月3回ある展示会に誘う。来場すると、景品や「展示会前のミーティングに参加すると3500円」の報奨金(当時)などを渡し、何か買わなければいけない気にさせる。一方で「新規客を同伴すると1人につき1000円」の報酬や、同伴客の買い物額に応じた割戻金も支払い、自分のローン返済のため、さらに別の客を同伴させる仕組みができていた。

 ●従業員商法
パートを募集し「制服として必要」「ノルマを達成していない」などと着物を買わせる手口。奈良市の呉服店で02年にパート勤務を始めた女性(66)は、約1370万円分をクレジットで購入、親族2人にも計約600万円分を買ってもらった。店の売り上げの約半分が従業員・関係者によるものだったという。

 ●無料商法
「着物を無料であげる」とダイレクトメールなどで誘い、帯など付属品を売りつける。ある小売業者は「無料着付け教室も危ないところがある」と指摘する。「セミナー」などと称し、着物や帯の製造元に連れて行って購入させる例もある。

・・・・・・・・・・

「呉服屋は怖いから」「私ら何にもわかれへんから云うて騙してるんとちがう?」この頃ふらりと来店されるお客様に良く云われる言葉です。
そう云われるような事を心ない業者共がしたわけですから、同業者としてこの言葉は甘んじて受けます、美しい呉服の文化を醜い詐欺商法に貶めてしまった者共に腑が煮えくり返る思いです。
ウチのような、吹けば飛ぶようなチリのような存在の店がいくら喚こうが屁の突っ張りにもならないでしょうけれど、それでもウチは心を込めて商いをしてゆきたいと思います。
このブログをご覧の皆様、キモノを買われる際に不安があれば、どうぞお気軽にメールを下さい、ウチで買って頂かなくても結構です、その店なら大丈夫ですよ、そのお店はお気を付けあそばせ・・・・アドバイス致します、この業界、この美しい日本文化の精華である「きもの」を心から愛している店主やお店がたくさんあります、逆風の中必死で頑張っているんです、どうかよろしくお願い致します。

  


粉浜の山鉾巡行
2007/11/20

 年の暮れ(少し早いけど)の吉例行事「粉浜の山鉾巡行」と呼ばれている(嘘)商店街の大掃除です。

年に一度、今月末から始まる歳末大売り出しの前に、写真のような車輪付きのやぐらを組んで、東西の各店を練り歩いて行くのです。

各店総出で行います。
やぐら斑は、共通看板を磨いたり、ファサードと各店の看板を色とりどりのハタキで煤払いをします。
地上斑は、石貼の表通りをデッキブラシで洗い、シャッターを拭きます。
一年分の埃を落としたあとは、ほんとにピカピカになるんですよ。

やぐらは二層になっていて、下段は地上2メートルほどの高さで、壁面と個店ごとの看板の清掃。
上段はアーケードの共通看板の磨きと二階部分の煤払いに、トユ(樋)の詰まりチェックをします、上段はかなりハードです。

やぐらはワリカシ重いもんですから地上では四人いないと動かせません。

上段は店の二階よりやや高いくらいなんですよ、手伝いはじめの頃は頑張って上段に登って、若々しいところと一生懸命さをアピールしましたが、高所恐怖症なので、完全に腰は引けてましたね、ギャフンですわ。

この頃は無理をしないようにしてずーっと下段にいます、ここならまだ怖くないんですよ、ドキドキはしてますけどね。
抑えと言えば藤川球児、ココロヤといえばやぐらの下段と言うのが定番になってきました。

この形態の大掃除が始まって、どのくらいになるかわかりませんが、見てたらハラハラするのに、怪我をされた方はおられないそうです。

  


試験問題です
2007/11/19

 去年が第一回の「きもの文化検定」
五級から始まり最終的には一級で終わるのですが、去年の第一回は五級と四級、今年の第二回で三級が加わり、来年は二級てな具合で上がって行くわけです。

五級は着物のイロハを知っていればある程度は答えられる内容で、四級は業界人ならチョチョイのチョイ。両方とも思ったよりカンタンやったって言わはる方も多かったんです。

今年は三級が加わったわけですが、五級も四級もあの程度やったから。。。とタカをくくってはった方も多かったようですけれど、敵もさるもの、難しいの難しないの!知り合いのベテラン業界人もシャッポを脱いでいました。

以下は問題の抜粋、皆さん正解わかります?
僕はわかりません。

問)お召は伝統のある染織品ですが、かつては御召縮緬と呼ばれました。その糸使いの特徴を次の中から選びなさい。
1)経糸は甘撚りの絹糸、緯糸は強撚の絹糸を使う
2)経糸は甘撚りの絹糸、緯糸は強撚の紬糸を使う
3)経糸は甘撚りの絹糸、緯糸は強撚の麻糸を使う
4)経糸は絹糸、緯糸は強撚の絹糸を使う

問)「手結」という工程を経て作られる織物はどれですか。
1)西陣織
2)琉球絣
3小千谷縮
4)能登上布

問)琉球紅型の工程の中で、本土復帰後に加えられた工程はどれですか。
1)呉引き
2)蒸し
3)隈取り
4)糊伏せ

問題は多岐に渡っていました、この他にも弥生時代〜現在までの着物の歴史や有職故実、産地別の生地と技法、糸からはじまり生地、加工から販売、縫製など、ほんとに高レベルでした。

去年合格率が高かったらしいので、ホイホイ合格されたら成り立たないっちゅうのもあるんちゃいますかね、グーンとレベルあがりましたね、「資格ビジネス」ちゅうくらいですもんね。
問題内容は製作レベル、糸や生地の組織の事、染織の技法に関する事が多かったですね、大学の染織の先生や京都のメーカー筋が問題を作ってるからそうなるんやと思います、小売屋はそこまで知らんでもエエ事やし、もっと他に知らなアカン事があるんで、お手上げですわ。
問題作成の時に小売屋が参加してれば、難しくても一般の方達向けの問題ができるんじゃないかと思います。
このまま二級一級と進んでいっても、うまく着物を着こなせる達人にはならないでしょうね、大学講師にはなれるでしょうけれど。
てかターゲットは業界人なのかもしれません。

きっと「美しいキモノ」とか「きものサロン」を見てる方が勉強になるとおもいます。

  


きもの文化検定
2007/11/18

 第二回きもの文化検定、於関西大学千里山校舎。

日曜やのに学内は人が多い、着物検定の他にも、簿記の検定やら、フランス語の検定やら、講演会やらイロイロやってるらしい。

それにしても懐かしい雰囲気、学生時代を思い出して胸がキューンってなります。
関大前の駅前から大学の正門までいろんな店が並んでますが、みんな学生をターゲットにしたものばっかり、牛丼、マクド、揚げ物中心の定食屋、ボリューム自慢の喫茶店、パチスロ、カラオケ、証明写真、フフフ粉浜とエラい違いですわ。

これから監視員をします、こんなと言っては失礼やけど、こんな試験でも、問題用紙の扱いや、受験者の対応などビチッとマニュアルが決まってて、結構緊張感があります。

受験者は女性が八割。
年齢層は二十代三割、三十代三割、四十代以上が四割ってとこでしょうか、男は業界人が多いですね、年輩の女性もそのようです、若い男女は純粋に資格を取る為に来られてる感じがします。
心の中で応援してました。

当たり前ですが、着物姿が目立ちます、試験官も着物です、写真は開場前の試験会場ですが、ここに着物姿がズザーッと並んではります、不思議な光景です。

  


明日よりこんな事をやります
2007/11/14

 ココロヤマユミがこんなことをやります。

http://cococoroya.cocolog-nifty.com/blog/←ココロヤマユミのブログです。
よろしくお願い申し上げます。

  


あと5キロ
2007/11/13

 増やしたいのです!
現在、身長163cmで、60〜61kgを行ったり来たり、あと5kg欲しいのです。
仕事もせんとアホなことばっかり考えてますが。。。
ということで、いつもの店に「もつ鉄板」を頂きに参りました、うどんで〆て、満腹です。
元々少食なので、イザとなるとなかなか太れないものですね。

  


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