思い付いたまま、つれづれに書いたブログ(ココログ)です。
何だかんだで3冊目になりました、気軽に読んでくだされば幸いです。
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ホタルを
2007/06/16

 見ました。

涙が出ました。

何てはかなくて美しいんでしょう。

帰りのバスの時間に追われて一通りしか見れんかったけど、何の制約もないねんやったら、一晩中、酒を片手にそこにいたかった。

ふゎーって寄って来たからてのひらでそっと、とらまえました。
両方のてのひらのドームの中で明るく輝く姿が、とても綺麗やった。

僕、虫嫌いやけど不思議、いとおしくていとおしくて。

ちなみに、「ホタルの墓」大嫌いです。
目をそらしてしまうんです、リアルすぎて、余談ですが。

  


知恵熱かなぁ
2007/06/12

 昨日の三味線の温習会が終わって、緊張の糸が切れたのか、どうも熱っぽい、てか風邪ひいたっぽいですね。
寒暖の差が激しいのもあるんかなぁ、早く回復させないと、大好きなジムに行かれへん。

こういう時って甘いものや果物が欲しくなります。
で買ってきたのが『水無月』六月限定の定番のお菓子、見た目が大好きなんですよね、何て風情のある美しさなんでしょう。

熱ぅいお茶と共に頂きました。
誰も見てないからフタクチでパクパクっと頂きました、味覚中枢が刺激されたので、ついでに水ようかんと水まんじゅうをパクパクっと、あぁおいしい。
口直しにお煎餅を四枚。

食い過ぎました。

  


終わりました。。。。。
2007/06/11

 今終わりました、間違えたのは仕方ないけど、一人で弾く部分は誤魔化しがきかないので辛かった。
間違える度に、眉間に皺が寄りました、さぞ怖い顔してた事でしょう。

はぁぁ疲れがドーッと出ましたわ。
てか、もっぺん弾かせて欲しい!今度は上手く弾けそうな気がする!
ま、毎回思うんですけどね。

今までにない緊張でした。
前の方に出てた後輩が上手く演奏していたのを聴いた瞬間、緊張がピークになりました、そんなもんなんでしょうか。

  


長唄のおさらい会
2007/06/11

 おさらい会の最中です、あと四曲後に出番です。

『鞍馬山』を演奏させて頂きます、隣には大きいお師匠さんの禄宣お師匠さんが付いて下さって、上調子は僕のお師匠で、唄は禄人お師匠さんと禄丈お師匠さんが唄って下さいます。

皆さん長唄界を代表する超一流の方々ばかりで、それだけでも緊張しまくります。

出番が後の方なのです、とっとと終わらせて、この張り詰めた気分から解放されたい!十二時半の開演以来ずーっとドキドキソワソワしています。

今回は特に緊張してます、曲がかなり難しいんです、心臓に毛が生えているはずの僕ですが、今日はガタガタです。

ぁぁぁぁぁぁ!

  


なかなか暮れない
2007/06/09

 この時期が好きです。
七時半の日没後の東の空の雲です。

西の海の方はまだうっすら明るくて、グラデーションになってて、そっちの方からの明るさが、この雲だけを輝かせていました。
あとは光を吸い込んだような色になってたから、不思議なコントラストで綺麗やったので、一枚

  


666
2007/06/06

 666は西洋やキリスト教の世界ではいわく付きの数字だそうやけれど、日本ではむしろ縁起の良い数字で、藝能の世界では、六歳の六月六日から始めると上達するという言い伝えがありますね。

歌舞伎はもちろん舞踊、鳴り物、お三味線の御曹司方が、華やかに修行初めをなされるとか。。。趣味でお稽古事をなさる方でも、六歳はとうに過ぎてはっても、六月六日から始められる方が多いようです、かく言う僕もゲンを担いで四年前の六月六日、長唄を始めました、上達したかどうかはわかりませんが。

夏のような日差しの今日ですが、日本のあちこちで、そんな「藝事初め」がおごそかに、輝かしく行われているんでしょう。


  


更衣
2007/06/01

 今日は衣替えの日ですね。

着物の世界では単衣(ひとえ)の時期に入りました。
薄物でない、通年用の生地に裏地を付けないで仕立てたものをそう呼びます。

単衣の時期は、六月と九月の二ヶ月と言うのがしきたりですが、五月も二十日を過ぎ半袖が着たいような気候の時や、十月に入っても暑い日ってありますでしょ、そんな時は着ても良いと思います。

日本の実際の気候のうつろいは旧暦の方が忠実なので、旧暦で言えば今がちょうど菖浦の花咲く端午の節句あたりの初夏で、今の十月なら旧暦の九月なんですね、そんな事も参考にすればぐっと着用季節の範囲も広がってきますし、なにより近頃は気温も高めやし、もっと柔軟に単衣を着てもいいんじゃないかと思うんです。
古式にのっとった、芸事やお茶やお華などは襟を正してキッチリと決めて行くのが筋でしょうが、普段楽しむ分にはね、そんなシャッチョコ張らなくてもいいんじゃないかと。

あまりに着る時期が短いですもんね。ちなみに坂本龍馬は年中単衣だったとか。。。

季節のうつろいをさりげなく衣装に反映させるのって素敵ですね、。
生地は例えば塩澤紬などのシャリ感のあるものや、サクッとした紬なんて最高でしょうね、ウールも良いものがたくさんありますし、最近のポリエステルも本当に良く出来ていますよね、汗をかけばザブザブ洗えるのが何より気持ち良いですし。

明るい空に映えるような明るい色のものや、濃い色でも、柄のシンプルでスッキリとしたもの等、時節に向いて美しいと思います。

着物と帯はメリハリを効かせるのが僕は好きです。
季節向きなような気がするんです。
逆に渋く渋く決めたとしても、季節先取で帯や小物にさりげなく夏物を使うのも、大人な艶やかさがあって素敵やなぁと思ったりもします。

寒い時期の、ゆったりと衣を重ねた、ふっくらした合わせ方に対して、これからの日差しの強い時期は、軽やかにサッパリと着こなすのが、凛として見ていても気持ちがいいなぁと思うんです。

ン??てか僕、語ってますねぇ。
ま、たまにはこんなのも良いかなぁ。
今日は恒例、京へ上がって問屋巡り、さすがに素敵に着物を召してはる方もおらはったので、書きました。

  


一生コーディネーター宣言
2007/05/29

 去年の秋、京の老舗の大問屋で、女の子用やのに黒地ベースの、ちょっとオマセな初着を見つけて一目惚れ、速攻仕入れました。
何だかピーンと来たんです。
ピーンときた時のものって、在庫になりません、すぐ売れてしまいます。
何だか流されて買った時のものって、グズグズ残ってしまったり、柄に飽きて、原価以下で処分したりすることもしばしばあります。

この、ピーンな感性が世間様とずれないように、うーんむしろプロなんやから世間様より少し先を走れるように、日々磨かないといけないなぁと、つねに思っています。

ちなみに、その初着は去年暮れ、大好きな友人に赤ちゃん(カリンちゃん!可愛いいいいいんです!!)が出来て「お宮詣りに行くので初着が欲しい」っていってくれた時、ピーンと来て「こんなんどう?」って提案しました。
ここに本人のブログがhttp://blog.livedoor.jp/nomtom/archives/50863569.html
思ってくれてたのと一致したみたいで、友人びっくりしてた。
まぁその友人とは付き合いが深いから、こっちもだいたいのイメージはわかるわけで、当然っちゃあ当然やけど、「どんなもんや!」てなわけです。

ウチのような小さな町の小さな店がほんの少しでも輝けるために、なんか武器がないかなぁ、とか考えたりするんですよ、僕なんて商売が巧いわけでもないし、接待交際が得意なわけでもないし、で、とっても難しい事やけれど、それが何かっていう答えは、やっぱり感性かなぁと。
曖昧ですけれど。。。。。

皆さんが、心から誇らしく思え、喜んでくださる提案が出来ればなぁと。
噺家のお師匠さんしかり、僕と同い年のご夫婦しかり、ああすればどうやろ、こうすればどうやろ、こないしたら高座で輝くかなぁ、あないしたら貫禄でるかなぁ、日がな一日そんな事を考えている事が楽しかったりするんです。
ウチの着物を召して頂く事で、よりプラスな状態になってくれればイイなぁと、なんだかうまく言えませんが、そんな事を考えてます。

ま、というのは。
今日、その友人から初着が戻って来たんです。
ウチで整理して、カリンちゃんの三つの七五三には身揚げをして、被布とコッポリを合わせて添えて、また送るんです。
どんな被布にしようかなと、今日は一日楽しめました。
気合い入るんですよね、その友人のコトだけじゃないですよ、課題を与えられたら、答えを出して、何か一つキラリと光らなきゃココロヤに来てくれる意味がないでしょ、同じ商品がネットで探せば見つかる時代ですもん、やっぱり任せて良かったって思ってもらわないと。

もっともっと勉強します、売り上げ日本一にはなりたくないけど、そんなんで日本一になりたい、うーん上手く表現できないのがもどかしいですけれど。。。


  


心斎橋筋商店街を
2007/05/18

 船場からミナミへ向かってリサーチを兼ねて、観世水の文様のように、ウネウネと歩き流したりします。
心斎橋の老舗呉服屋さんをため息まじりに眺めたり、ファッションの流れなんかを、あぁでもないこうでもないと、たっぷり見て回ります、楽しいな。

いわゆる呉服問屋が一般の消費者の皆様に安くお分けしていますよ!って怪しい看板の某M店やD店やY店も覗いて帰るのですが、そういう所って大抵が小売り価格の半額って値札を付けているんですよね。
ちなみに今日、某店頭で並んでいた綿の献上の角帯、5600円の半額の2800円って付いてありました。。。。。

ウチは2400円です。
そりゃあ定価は決まっているわけではないので、ヨソさんがいくら付けようと勝手なんですが、しかし5600円が半額で2800円って!
何かズルい!!!
リサーチしながらちょっと熱くなってしまいましたよぅ。

僕はよぅ言いませんから、誰か「安くないやん!半額やけど嘘やん!」って突っ込んできてください。
着物が大好きやから、そんな事されたら着物がかわいそうで悔しいんです。

  


入れ替え入れ替え
2007/05/16

 11日から13日まで恒例の「天然藍染展」を開催いたしました、更新が滞っているので、よぅお知らせできしませんでした、すみません。
お陰様で盛況の内に打ち上げる事ができました、皆様ありがとうございました。

商品を全て片付けて、みーんな藍一色にするんです。
中々壮観なんですよ、商店街を通行中の方の中には「呉服屋止めて商売替えしはったんやね」と、とっても失礼な事を言わはる方もおられる程で。。。。。
で、今はそれからまた入れ替え。
もうすぐ夏ですもん、ユカタです。
これがまたすごい数なんですよね、今日で入れ替え三日目ですがまだ倉庫に10ケース程のこっています、気の遠くなるような作業です、でも陳列替えって、心までリフレッシュするようで、嫌いではありません、ご来店のお客様には、お見苦しいと思いますが、ひらにご容赦下さいませ。

  


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