2007/07/14 夜の部。
気になって、幕見席で海老藏丈の「女殺油地獄」を観ました、上方言葉やつっころばしの雰囲気は、生粋の江戸荒事役者には難しいんでしょう、でも果敢に挑戦する姿勢は爽やかですね、顔と姿はさすがに美しく、殺しの場の油まみれのさまなんて、色気ムンムン。 女性方がうっとりされるのも当然やと思いました。
と言うてたら、怪我をなされて休演やそう、油地獄の与兵衛の代演は何と仁左衛門丈! もぅ二度と演じはらへんと思っていただけに、怪我の功名と云えば海老藏丈に失礼やけれど、見逃せません。 早速チケットを手配、より一層切符の入手が難しくなったのは皮肉な限り、九年前、江戸の歌舞伎座で演じて以来の仁左衛門丈の与兵衛、あの時も素敵やったけど、さて今回は。。。
大阪では何と二十歳での初演以来四十年ぶりのようですね。 「上方に孝夫あり」と言われるきっかけになった記念すべき作品だけに、あぁ何て楽しみなんでしょう!
知盛、右京、与兵衛と大役揃いの奮闘公演の観ですが丈にはくれぐれもお疲れが出ぬように祈るばかりです。 |